宮本製作所はRAYQUALとうブランド名で各種マウントアダプターを製作販売している会社である。製品は近代インターナショナルやHANSAにもOEM供給されており、ご覧のように家族経営の小さな製作所ではあるが、しっかりとした技術力を持っているようである。

M42レンズをPENTAX Kマウントに取り付けるためのマウントアダプターである。PENTAXからも純正品が発売されているが、純正品はカメラのマウント面から約0.3mm沈んで固定されるようになっている。これはレンズのマウント面とカメラのマウント面を密着させることにより精度を出し、アダプター自体の工作精度から逃れるためである。そのために、Kマウント登場以来30年以上も\1,000という安値で販売されていた。
PENTAXのTakumarレンズやロシア製のMC MIR 20mm F3.5、そしてPancolar 50mm F1.8では純正品で何の問題も無かったのであるが、Flektogon 35mm F2.4ではマウント面に段差があるために回転方向にガタ付きが生じてしまった。このRAYQUALブランドのアダプターではカメラのマウント面とほぼ面一になるので、密着面積が増しガタが大幅に軽減される。
M42レンズには最近のコシナ/フォクトレンダーブランドのレンズのように、自動絞りのオートとマニュアルの切り替えスイッチが無いものがある。この場合はアダプターに自動絞りのピンを押す仕組みが無いと常に開放となってしまう。純正にはこのピン押し機構が無いが、RAYQUALのこのアダプターには付いている。これで、切り替えスイッチの有無を気にすること無く、安心してレンズを購入することができる。