2007年5月2日

稲荷神社


散歩の途中に小さな祠があった。豊川稲荷と書かれた幟が舞っている。娘がお参りしたいと言った。入ってみると、大樹に抱かれた祠は昼でもなお暗く、湿った空気が淀んでいるように思えた。娘は狐を見て怖いと言ったが、それでも先へ進んで行った。


娘は海外出張中の連合いの無事をお祈りしたいからお金を頂戴と言った。お賽銭を渡すと丁寧に投げ入れ、鈴を振ってから両手を合わせた。そして神妙な面持ちで目を閉じた。

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