10年ほど前まではカメラは金属外装でなければならないと頑なに主張していた。今思えば古いカメラが皆金属外装だったからに他ならないのだが、プラスチック製のボディが安っぽく、ちゃちに見えたのも事実である。そんな私のプラボディ・アレルギーを解消してくれたのは、7年前に購入した初めてのAF SLR、PENTAX MZ-3だった。確かに持つ喜びという点では金属カメラには及ばないけれど、実用に徹した潔さというものを初めて実感することができたカメラだった。
PENTAX最新のK10Dでは、手にした時にそれなりの高級感も感じさせてくれるようになり、プラボディも進歩したものだとつくづく思う。しかしながら、金属外装のカメラに持ちかえてみると、そのひんやりとした独特の感触が、決して懐かしさだけではない優位性を感じさせてくれるのである。
2 件のコメント:
10代の頃、1眼レフはブラックボディに限ると考えていました。でも30代になって、妙にシルバーに惹かれるようになりました。やはり金属の質感がまぶしいですね。今はもっぱらシルバーボディのニコンFを持ち歩いています。
ところで、数年前フジの6×9カメラを購入したら、プロ用モデルとか何とか書いてありました。あれって外装はプラなんですよね。だからしばらくの間は、「プラモデル」なんて揶揄してました。いまはもうそんなこといいませんけど。
げんさん、
そうですね、私も初めてのSLR、PENTAX SPはシルバーでしたが、その後はブラックボディーばかり購入してきました。目立たないからとか、それなりの理由はあったと思いますが、今思うと、何だかプロっぽい感じにあこがれていただけのような気もします。
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